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11月定例会『京都研修旅行』その2
2012年3月 2日1日目の夕食は、祇園白川『京新山』にて。
その後、予定にはありませんでしたが、近くの高台寺へ。
ほんのり色づいた紅葉と竹林のライトアップを楽しみました。
2日目。
京都市内の観光です。
バスにて、1つ目の見学先『京都府立陶板名画の庭』へ。
ここは、様々な名画を丈夫な陶板で再現した『陶板画』を鑑賞できる場所です。また、安藤忠雄氏設計の施設に展示してあり、屋外で鑑賞できる絵画庭園でもあります。
屋外ということもあって、天気を心配しておりましたが、
天気は快晴。
皆様の日頃の行いの成果です(笑)
陶板名画の迫力と美しさに感心。
水、空、打ちっぱなしの壁。
カメラを向けると、
切り口によって、
色んな絵が作れる。
そんな楽しみ方も。
お次は、『重森三玲庭園美術館』へ。
東福寺や松尾大社のお庭を手掛けられたことで知られる重森三玲。
そんな三玲が晩年を過ごした邸宅です。
京都大学の近く、閑静な住宅地の中。
案内の係りの方が門を開けると、ありました。
凛とした空気感、どっしりした存在感。
始めに案内して頂いたのはお茶室。
東福寺のお庭にもある市松模様が、ここでは襖絵として取り入れられています。
お茶室は外からの撮影のみで、内部の詳細な写真を撮ることはできないのですが、襖絵はもちろん、掛け軸や釘隠しにいたるまで、全て三玲が作ったもの。
中でも掛け軸。作という字に点が一つ多くついて、行人偏(ぎょうにんべん)になっています。
これは、「作るということは、人の手だけではできない。自然や偶然の力が加わり初めて、作ることができる。」
そんな意味がこめられているそうです。
続いて、書院です。
書院からお庭を見ると、また趣が変わり、まるで襖絵のようです。
書院の中には、イサム・ノグチ作の照明が浮かぶようにありました。
その日の天候によって、庭の見え方も変わってくるそうです。
案内の方のお話を聞くと、三玲の庭にかける情熱はもちろん、それを守る関係者の方々の熱意があってこそ、このような美しいお庭を鑑賞することができるんだと思いました。
そして、昼食兼見学先の『長楽館』へ。
1909年(明治42年)、京都・東山。
日本の煙草王と呼ばれる実業家、村井吉兵衛が建てた、ヨーロッパの様々な建築様式を組み込んだ迎賓館です。
その中のイタリアンレストラン『リストランテ・コーラル』で美味しいパスタランチをいただきました。
内部は白を基調とし、一部吹き抜けで開放的な、明るい雰囲気です。
柱は珊瑚石(コーラル)で壁にはアーティスト木村英輝による白い鳩のペイント。
照明は木谷賢治で(社)照明学会平成20年度照明普及賞を受賞した作品です。
そして、食事の後は特別に館内を案内して頂きました。
フレンチレストラン『ル・シェーヌ』は、イギリス・ヴィクトリア調のネオ・クラシック建築(18~19世紀)の部屋をそのまま生かした空間。
長楽館カフェは、ルネサンス風の広間を中心に、ロココ、ネオクラシック、アールヌーボーといった様々な建築スタイルの部屋を選んで寛ぐことが出来ます。
『何度来ても楽しめる』
そんな建物でした。
今度はゆっくりアフタヌーンティを、、、
その後は、出発まで各自自由行動。
皆さん、それぞれ満喫された様子でした。
関係者の皆さん、そして参加者の皆さん、
ご協力有難うございました。
by iwa
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