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- ~スイス現代建築を巡る旅~ 2日目・その2コルビジェ建築「小さな家」
~スイス現代建築を巡る旅~ 2日目・その2コルビジェ建築「小さな家」
2011年5月27日ロレックスラーニングセンターをあとに、次は、コルビジェの建築「小さな家」、「ファレ邸」、「ジャクメ邸」、「ジャンヌレ邸」を目指します。まずは、レマン湖のほとりに建つ、お母様のために、コルビジェが36歳のときに建てた「小さな家」。
高鳴る胸を押さえながら家の中へ・・・・
家の中へ入った瞬間、大きな窓越しに、レマン湖とアルプスが目に飛び込んできました。18坪ということで、決して広くはありませんが、最小限のスペースで最大限に過ごしやすさを追求されたその空間は、まったく狭さを感じませんでした。
(左側のお兄さんです)
コルビジェは家具も作成し、お母さんのために洋裁机も作りました。
中を歩いていても、行き止りがなく、回遊できる間取りです。またこれも広く感じる手法の一つなのでしょうか。
照明やスイッチや傘たてなど、シンプルでありながらおしゃれさを感じるところもたくさんありました。
また、この家にはコルビュジエ本人が泊まるつもりだったらしい客用の寝室が建物の東端にあるのですが、高窓から朝日が差し込むように設計されていまして、レマン湖の眺めはもちろん、アルプスも一望できました!ここで泊まってみたい!!と思わず思ってしまいました。とてもさわやかに目覚められそうな予感がします。屋上も緑化されてました。
湖を眺めるためにつくられた塀の穴もピクチャーウィンドウのようにみえました。白い塀に映し出される木の陰、湖の反射を受ける壁など、まさにこの場所に建てられるべくして建てられたという印象を受けました。コルビジェの母は、この家で100歳過ぎまで生活されたそうです。長生きの秘訣、環境や住む家、にも関係するのでしょうか?
最後に全員で記念写真!胸がいっぱいになった、みなさんの笑顔もステキです!
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