ICCトヤマの活動

令和3年 11月 国内研修旅行 『魚沼の里・越後妻有』

日 時 令和3年11月2日(火)~3日(水)
場 所 1日目:八海山泉ビレッジ・魚沼の里・六日町温泉「ryugon」
2日目:清津峡・倉又大橋・十日町そばの郷abuzaka・越後妻有美術館 周辺散策
参加人数 11名 (会員10名、一般1名)

国内研修

2年ぶりのインテリア視察・研修旅行は、バスを貸し切り、お隣新潟県の「魚沼の里・越後妻有」を11名でめぐりました。

1日目

〈八海山泉ビレッジ〉
「泉」を囲んだ独創的な構造の木造建築の中で、天井から差し込む自然光の中、本格イタリアン&石窯で焼き立てのパンをいただきました。参加者の一人がお店のピアノを演奏を始めると、自然と他のグループからも拍手がおき、盛り上がりました。

八海山泉ビレッジの様子

〈魚沼の里〉
「魚沼の里」は日本酒メーカー「八海醸造」が手掛ける施設です。里の中では、醸造した日本酒を貯蔵するための雪室や建物の見学、魚沼で有名な「コシヒカリ」をはじめとする農作物や雪国ならではの食にまつわる文化や暮らしを伝えるショップでの買い物や地酒の試飲を楽しみました。
豊かな自然に囲まれた里でゆったりと心地の良い時間を過ごしました。

魚沼の里の様子

〈六日町温泉 ryugon(龍言)〉
雪国の豪農の館を移築、リノベーションした古民家ホテルに宿泊しました。
昔ながらの懐かしさを感じるホテルの中でほっこりとした時間を過ごすことができました。
新米の味は格別で、郷土料理と地元の日本酒やワインなどを片手に話が弾みました。
館内のインテリアはとても興味深く、照明・家具などどれも素敵でリノベーションならではの古材の再利用などICとしての新しい発見もたくさん感じることができました。

ryugonの様子

2日目

〈清津峡〉
日本三大渓谷の国立公園「清津峡」は紅葉真っ盛りでした。清津峡の歴史は古く、1941年(昭和16年)峡谷美と柱状節理の地形が見事であるということで、国の名勝・天然記念物に指定され、その後国立公園として整備され温泉街としても栄えていましたが豪雪地帯ということもあり、雪崩などで崩壊し、その後より安全に観賞できるよう観光用歩道トンネルとして整備されました。
その後、2018年(平成30年)4月に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2019」の作品としてトンネル施設のリニューアルとエントランス施設が新設(作品名「Tunnel of Light」)されました。
2021年(令和3年)4月には「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021」の新作として第二見晴所に作品が追加され今年もたくさんの観光客が訪れていました。
750mトンネルの間に3か所の見晴らし台と終点にはパノラマステーションがあり、紅葉と岩礁とが織り成す造形は、どんな絵の具をもってしても表せないほど見事でした。

清津峡の様子

〈十日町そばの郷 abuzaka〉
十日町といえば階層が練り込まれた「へぎそば」。
この地で育てたお米、そば、そして新鮮で採れたての地元素材を使った伝統料理をたくさんいただき大満足でした。

abuzakaの様子

〈越後妻有里山現代美術館 MonET〉
今回の度で唯一、まちなかの現代的なアートの見学でした。建物は現代的な中にも自然の物として池を配してあり、キラキラとした池の水が印象的でした。
内部の展示は、廃材を利用した現代アートや、新潟の歴史を感じる物など多岐にわたっており、特に色彩の豊かさにはハッとさせられました。

妻有里山現代美術館の様子

新潟はおいしいものがたくさんなので、皆さん、お米やお酒、お菓子などたくさんのお土産を手に岐路につきました。
豊かな自然、伝統的建造物、近代アートといろいろな世界に浸り、行く先々で感動があり充実した旅となりました。