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富山県のインテリアコーディネータークラブTOYAMA のブログ

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人間国宝 浜田庄司の陶芸

2010年4月17日

日本の「アーツ&クラフツ」

民藝運動の提唱者のひとりであり、最初の人間国宝ともなった陶芸作家の全容をたどる展示です。

<以下、ウェブサイトより抜粋>

陶芸家・濱田庄司(1894~1978)は、柳宗悦とともに民藝運動の提唱者であり、最初の人間国宝(第1回重要無形文化財技術保持者)となった陶芸作家でもあり、近代工芸史に大きな足跡をのこしています。

「京都で道をみつけ、英国ではじまり、沖縄で学び、益子で育った」という自身の簡潔な言葉が、なによりも的確に濱田の作家活動を示しているといえるでしょう。

栃木県益子での活動がよく知られていますが、作家としての始まりはイギリス西南部のセント・アイヴス、最初の個展もロンドンで開催しています。

渡英までは東京高等工業学校の窯業科を経て、京都市立陶磁器試験場で助手として釉薬の研究に励んでいました。こうした研究者としての知識の裏づけがあったからこそ民藝運動の中心人物として各地の窯を調査し、その成果を制作にも活かすことができたと考えられます。

また、沖縄では古窯壺屋において職人たちの健やかな作陶生活や自然にも心魅かれて、制作上のインスピレーションを得ています。そして益子ではこうした経験を集約して濱田の作風を確立していきましたが、彼の大きな力によって益子焼そのものが変容していくこととなります。

本展覧会はこうした陶芸家・濱田庄司の全容をたどり、自ら陶工と呼ぶことを好んだ濱田の世界を満喫していただくものです。2010となみチューリップフェア特別展として開催いたします。

<会 場> 砺波市美術館

<会 期> 4月17日(土)~6月6日(日)

 

詳しくは、ホームページをご覧ください。

コメント(1)

とても見応えがある展示でした。

釉薬を流し掛ける「流描」という技法を大胆に施した大皿の作品は、濱田庄司の代表作とされているそうですが、この絵付け作業は時間にするとほんの一瞬だそうです。
その一瞬に至るまでの経緯を「一瞬プラス六十年」という言葉で表現しているのが深イイ話で、とても印象に残りました。

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