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2015年 国内研修旅行 『倉敷・直島 アートを堪能する旅』 報告③
2015年12月26日旅行報告③です。
3日目 直島からさらにフェリーに乗り豊島に移動します。
瀬戸内海を望む豊島の小高い丘の中腹に立つ豊島美術館を見学します。
豊島についたあたりから、小雨になりました。
前日 途中のタクシー運転手さんが 『豊島美術館は雨がいいんだよね~』
とのこと。 この一言を信じて、美術館へ。
豊島美術館はコンクリートの被膜で覆われたシェルターのような
ドーム状のコンクリート建築です。
まわりの地形に調和するため自然がもっているような自由曲線で
できていて、建物も高さをおさえたものになっています。
設計は西沢立衛氏です。
内部には 空間全体が作品となっています。
内藤礼さんの 「母型」 です。
床から小さな水滴が湧き出ては流れ、合流し、時には止まる・・・
それに雨粒が落ちて なんとも言えない 静けさの中の美しさ。
豊島美術館の中にいると、
水の湧き出る音・・・
雨粒が水となって流れる音・・・
風の吹き抜ける音 ・・・
そんなことを感じることができます。
豊島美術館は雨が似合います。
建築家・西沢立衛氏とアーティスト・内藤礼氏による
静かで繊細な空間に浸ってきました。
豊島はかって、1975年から16年間にわたり産業廃棄物が不法投棄されてきたの悲しい過去が
あるのだそうです。
島を救うため、『食とアート』 美しい瀬戸内海の海、豊饒な稲作の棚田の風景の再生、
食 (米 野菜 果実 オリーブ)、そして 水 をテーマに島を蘇らせたのだそうです。
棚田の風景 豊かな食。
豊島には この美しい自然がいつもでも続いてくれることを心から願います。
そして (*^_^*) 美術館のあとはランチ。
島キッチンでランチです。
島キッチンは建築家 安部良氏によって 集落の空家を設計・再生されました。
「食とアート」で人々をつなぐ出会いの場なのだそうです。
島の野菜をたくさんつかったランチをいただきました。
このころから 雨は本降りに。
豊島美術館の余韻にひたりながら、傘をさし港まで歩きました。
報告④ おまけ・・あります。 (Hirono)
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