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北欧デザインに触れる旅 ~フィンランド2日目②~
2013年2月 7日トゥルクから移動し、ヘルシンキ郊外のエスポーにあるヘルシンキ工科大学にやってきました。
フィンランドを代表する工科大学で、広大な敷地の中にアルヴァ・アアルト設計の建築が並んでいます。
【キャンパスの顔となっている大講義室】
天を見上げるように扇形に広がった外観の大講義室。
中は見学できませんでしたが、エントランスだけ少し拝見。
アアルトがデザインしたチェア66がさりげなく置かれています。
しばし、大学の敷地内を散策します・・・
【ディポリ・センター(学生会館)】
敷地の高低差を生かして建てられた印象的な建物。地形、自然との融合が素晴らしい。
【自然に囲まれた大学構内】 【工事中の現場事務所】
現場事務所もなんとなくおしゃれ・・・
見学予定にはなかったのですが、現地ガイドさんのはからいで
大学敷地内にある「オタニエミの礼拝堂」を見学しました。
1957年 ヘイッキ&カイヤ・シーレン夫妻設計
礼拝堂の中に入ると目に飛び込んでくるのは祭壇正面のガラスを通して見える
屋外にたつ十字架。自然の緑との調和がとてもきれいです。
木造の美しい天井の架構、片流れの勾配天井、
ハイサイドライトからの北欧の美しい光が静穏な空間をつくりだしています。
過去には日本の有名建築家も多数見学に来ているそうです。
あの有名建築家の作品もこの礼拝堂を参考にしているとか・・・
ヘルシンキ工科大学の後は、ヘルシンキ市内にあるカピュラ住宅地区へ。
1900年前半、第一次世界大戦後の混乱期に住宅の供給の必要性に迫られて建設された住宅地区です。
緑豊かな中に木造2階建ての建物が並びます。色合いがとてもかわいらしいです。
自然にとけこむ住宅街。古さをまったく感じないのは、
物を大切にするライフスタイルを小さなころから教えられてきた北欧の人たちの精神が生きているからでしょう。
窓からは北欧インテリアの様子がうかがえ、ゆったりとした暮らしが想像できました。
【テンペリアウキオ教会入口】
岩盤をくり抜いてできた教会です。
【テンペリアウキオ教会内部】
中はとても幻想的。岩盤があらわになっており硬い印象も受けるが、それを和らげているのが
天井の格子部分から射し込む柔らかい光だ。
自然物でつくりあげられた建物は、とても強く印象に残るような気がします。
自然物と人間との関わりの強さがそうさせるのでしょうか・・・。
しばらく教会の中にいると、2年ほど前に行った軽井沢の石の教会を思い出しました。
規模は違いますが、教会の空気感は似ているような気がしました・・・。
さて、この後は一度ホテルヘ戻り、ディナーの時間まで2~3時間あるので
みんなで「かもめ食堂」へ行くことにしました。
「かもめ食堂」のロケ地は、実際はカハヴィラ・スオミというフィンランドの家庭料理を味わえるカフェ。
ワクワクしながら、店の中に入る・・・。映画とはインテリアが違うが感動~(嬉)。
通り側の席(トンミーヒルトネンが座っていたところ)は、床が階段2段分くらい上がっている。
映画では、厨房が店の奥正面にあったが、実際は左奥のほうにありました。
店内は、お客さんの半分くらいが日本人。ヘルシンキに来る人の目的はみんな一緒なんですね~(笑)
今晩は、ディナーがセットされているので、かもめ食堂では、何をいただこうか・・・
メニューは・・・。やっぱりありました日本語のメニュー。
シナモンロールとコーヒーセットをいただきました~。
映画「かもめ食堂」大好きです。(私は、3~4回観ました)
まだご覧になってない方、ぜひ一度ご覧になってみて下さい・・・。
かもめ食堂でまったりした後、ヘルシンキ市内を少し散策。
【路駐してあってもおしゃれ・・・】 【市電待ち】
【アカデミア書店】 ※サチエとミドリがガッチャマンを歌っていた場所
【ヘルシンキ中央駅】 【チケット発券機 VR? JRと似てる・・・】
フィンランド2日目は、スケージュール満載でしたが、疲れ知らずで大満足。
ホテルへ戻って美味しい食事とワインをいただきました~。
さあ、明日のフィンランド3日目もアアルトを探りに出掛けます。
(kiku 記)
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