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北欧デザインに触れる旅 ~デンマーク:3日目①~
2013年1月 9日コペンハーゲン、3日目!今日は終日、自由行動です。とはいっても、皆目的地は同じ!全員7名で
グルントヴィークス教会→デンマーク工芸博物館→ニューハウンの街並み散策→ニューカールスベア美術館
→ブラックダイヤモンド(王立図書館)をメインにまわります!
ホテルから、コペンハーゲン中央駅までは徒歩で5分程。今日は、みんなで電車→バスを乗り継いで
コペンハーゲンの街を駆け巡ります。
ホテルのエントランスからすぐに広い道路に出られます。でもちょっと気をつけないと、自転車に
ひかれてしまいます。
なんと、自転車専用レーンがあります。そこを、ものすっごい速さで自転車が駆け抜けていきます。
中へ入ると、アーチ状の高い天井が続いています。よ~くみると、アーチ部分は集成材のようでした。
ペンダントが温かく迎えてくれます。親切な駅員さんのおかげで、無事に切符を購入。
さすがに人に優しい国、デンマーク。デザインもオシャレです。
目的の駅に到着!グルントヴィークス教会を目指し、バスに乗り込みます。10分くらいですぐに、教会の
近くに着きました。降りてすぐに、キョロキョロしてると、なんと、あの画像でみたことのある、教会が目の前に!
なんと、教会を軸として何たる対称美!教会周辺の建物はもちろん、上記の写真の道路を挟んだ反対側は、
樹木までもが線対称に伸びていました。
さて、まずは周りををグルリ。パイプオルガンをモチーフに設計されたファサードは、ド・迫力でした。
4面とも全く違う表情です。建物は白レンガを600万個積み上げられています。この教会は、デンマークの照明、le klint
を生み出したデザイナーとして有名なイェンセン・クリントにより設計されました。建設中に亡くなったイェンセン・クリント
の遺志を引き継ぎ、息子のコーア・クリントが大きな説教台やチャーチチェアをデザインしました。
よーく観察していると、椅子の座面の下には、長い棒があり隣との椅子がずれないように工夫されていました。
さらにその息子エブセン・クリントはシャンデリアをデザインしました。
帆船模型も北欧最大だとか。
3代にわたって造り上げられたこの教会は、まさに時を超えてつなぐ美しい空間でした。
入り口の戸を開けると、まず、目の前に息を飲むほどに美しい高いアーチから、自然光が優しく入り込んでいました。
そして振り返ると、北欧最大の大きさのパイプオルガン。4052本のパイプで作られてます。
シンプルな中にも洗練されたデザイン。
ひとつひとつの柱は優しい光により、いろんなグラデーションを放ち、これからも
ずっと優しく、この空間を包み込んでいくのでしょう。
教会を堪能したあとは、いったんコペンハーゲンに戻り、デンマーク工芸博物館へ。
コペンハーゲン中央駅から、街並みをゆっくり見ながら、デンマーク工芸博物館を目指します。
ところどころに、心和むお花たちや、キュンとくるshopが立ち並びます。
自転車に気をつけながら歩くこと20分くらいで到着。重厚な感じの門が出迎えてくれました。
さっそく門をくぐると、やはり自転車置き場が、これまたデザインされてました。
入り口右側にも、あの照明が。
実はこのデンマーク工芸博物館は、もともと病院だった建物をコーア・クリントがリノベーション
しました。デンマークの巨匠、アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナー、フィン・ユール、
ヴェルナー・パントン、ポール・ヘニングセンなどの作品が、一堂に揃い、まるで夢のような
空間です。中庭を囲む回廊式になっていて、中世から近代、現代までの北欧に限らず中国や
日本の家具も展示してあり、デザインの移り変わりが感じ取ることができます。
まずエントランスにはいると、ポールヘニングセンのペンダントライトが美しい光を放ってました。
入り口入って左側には、日本と中国の日用品や家具が展示してありました。デンマークのデザイン
に大きな影響を与えたということで日本の工芸品もたくさん展示してありました。
回廊式の展示スペースには、ジャンル別、デザイナー別に展示してありました。一番興味があった
下写真時計左のカトラリーは、SASロイヤルホテルで実際につかわれているそうです。
他にも、巨匠の椅子がズラリ!
ウェグナーの、工芸博物館のカフェためにつくられたアームチェアに座ってみたい
と思いながらも、ミュージアムショップでお土産を買い、次の目的地へ向かいます。
3日目②へ続きます。。
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