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北欧デザインに触れる旅 ~フィンランド1日目~
2013年1月28日さあ北欧の旅は、デンマークをあとにして2カ国目のフィンランドへ。
フィンランドでの1日目は、アルヴァ・アアルトの住宅の最高傑作のマイレア邸を見学します。
ヘルシンキからマイレア邸のあるポリまで約240km。
前日は22時過ぎにフィンランド入りしましたが、早起きをして6時半に専用バスに乗り出発です。
マイレア邸へ向かうバスから眺める風景はとてものどかでした。
フィンランドは、国土の8割が森林、18万を超える湖がある自然があふれる豊かな国です。面積日本と変わらないとガイドさんから聞き驚きました。人口は500万人超ということなので日本の人口の約25分の1。なんとなくゆったりと時間が流れるような気がするのもわかります。
ひたすら西へ4時間走り到着。
バスを降りて木々が立ち並ぶ林道を抜けると、木々の間からマイレア邸が見えてきました。
建物正面 規則的に並んだ出窓 外装には周りの景色に馴染む木のアクセント
予約の時間まで少し時間があるので、まずは建物の周りをぐるりと見学。
曲線が印象的なプール
サヴォイベースを思わせるような曲線が特徴的なプール。アアルトらしいですね。このプールは、建物の横に独立して建てられたサウナに入った後、飛び込むためにつくられたそうです。
エントランス
エントランスの庇は緩やかなカーブを描いています。庇を支える丸太の柱が並び、周囲の木立とマッチしています。
風景にとけこむ建物とは、このようなデザインのことをいうのですね~。
さて、いよいよマイレア邸の中へ。マリメッコのかわいいワンピースを着た女の子が案内してくれました。
(内部の写真はNGということで残念・・・)
玄関を通り抜けホールから4段ほど上ると中庭を見渡せるリビング。ホールとリビングの間や、階段の袖壁部分にもエントランスと同じように丸太の柱が並び、外の風景と一体化した森のような空間です。中庭に面する大きな窓は、スライドして開け放つことができます。曲線のプールが湖のように見えてきました。
リビングの隣のミュージックルームには、ポールヘニングセンがデザインしたピアノが置かれていました。ゆったりとしたソファに座り、音楽を楽しむ光景が浮かびます。
アアルトは、日本建築にも強い関心があったということで、室内の所々に日本をイメージさせるインテリアがあります。襖や障子を思わせる格子戸、その上にはおさ欄間に似た採光窓。竹で組んだ違い棚や和紙の照明。簾調のロールスクリーンなど。フィンランドに来て日本の建築の素晴らしさを改めて知らせれたような気がしました。
マイレア邸の見学を終え、再び4時間かけてヘルシンキへ戻ります。
今日の予定は、マイレア邸だけなので夕方からはどうしよか・・・。バスの中でこの後のフィンランドの予定をいろいろ考えた末、女子4人は、プールへいくことにしました。 ・・・そう、あの「かもめ食堂」でサチエが泳いでいたあのプールへ。
いったんホテルに戻り準備をして、ホテルから歩くこと10分。「ウルヨンカツの公共プール」に到着。
プールの入り口
曜日によって男女が分かれているので本日の利用は女性のみ。裸で泳いでいる人もいてビックリ! ビート板を持って泳いでいて、途中立とうと思ったら足がまったく届かず大慌て! 25mプールの浅いところは0.9mから深いところは3.4m。ビート板を持っていなかったら危なかった~
プールの後は、サウナへ。サウナの後の、マンゴーとパインのミックスジュース。あ~美味しい~。ちょっとセレブな気分になったのでした。
明日、フィンランド2日目もアアルト建築を堪能します。
(kiku 記)
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