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北欧デザインに触れる旅 ~デンマーク・フィンランド7泊9日:2日目①~
2012年12月13日コペンハーゲン、2日目!飛行機の疲れも、すっかりとれてすがすがしい朝を迎えました!今日は、1日専用バスを貸しきって(47名乗りのバスを7名で。。。なんとも贅沢ですが。。。)のヤコブセン建築&ルイジアナ美術館巡りです♪
日本人ガイドさん(ベテランのヨーコさん)の、粋なはからいで、ヤコブセン建築の前に、コペンハーゲン鉄板の観光地、人魚姫の像へ案内してくださいました。自力で行くには、なかなか不便なところで、自由行動の際、行こうかどうしようか迷っていましたが、こちらから言う前に、さりげなく連れていってくださいました。少し雨が降っていましたが、そのおかげか、人魚がより艶っぽくみえました。世界3大ガッッカリのうちの一つとのことだったので、全く期待はしていなかったのですが、私的には、幼少期に読んだ人魚姫の話を思い出しました。アレッ!?人魚姫のおみあしがあるではないか!童話ではたしか、腰から下がお魚のはずが、あまりの足の美しさにうろこで覆うのはしのびなかったためにこうなったそうです。しかも干潮時には、歩いて像までたどりつけるとか。。。たまたま偶然に同じポーズをとっているかわいい女の子と人魚姫のツーショットが撮れて嬉しかったです!そして旅初の集合写真!
そうこうしているうちに、ヤコブセンのリゾートプロジェクト、ベルビュービーチ、建築群へ。(1934年竣工)コペンハーゲンの郊外にあり、目の前には1面にコバルトブルーの海が広がります。そこにはガソリンスタンドやベラヴィスタ集合住宅やレストランヤコブセンなどがあります。まず最初に飛び込んできたのは、アントチェアと同じフォルムをもつガソリンスタンド。1937年に設計されたそうですが屋根の中心の軸にさりげなくつけられた照明が、またシンプルなんだけど、キュートでした。75年前とは思えないくらいのデザインでした。横から撮影。外壁のタイルも縦に目地がり、時計の赤がとてもお洒落でした。
そして今回の旅のメインでもあるベラヴィスタ集合住宅のお宅拝見!!目の前には海が広がります。日本から予めお願いをしておいたのですが、なんと、2物件見学させていただきました!!
まずは外観から、
ベラヴィスタとはイタリア語で美しい眺めという意味で、どの部屋からも海が見えて、テラスがあり外と中のつながりを大事に設計されたそうです。そしてヤコブセンは、外の景色や、室内のインテリアなど合わせやすいよう外壁にも、室内にも白を基調に使い、機能的実用的な室内の造作家具や、ドアノブに至るまで設計されたようです。
ちなみにベラヴィスタの隣には、ヤコブセンが晩年住まいしたという、スーホルム集合住宅(デンマーク語で水に浮かぶ小さな町)があり、黄色レンガの外壁と、直線的な屋根の傾斜が特徴的で、どの家の2階からは海が見えるように設計されているとのことです。
いよいよ、1件目のお宅拝見。リビングのドアを開けるとなんと、
テラス越しに目の前にビーチが飛び込んでくるではありませんか!
撮影の許可をガイドさんを通じて施主様にお願いしてもらい、快く承諾いただきました。
このお宅には、75歳くらいのおばあちゃまがお一人様で暮らしています。玄関には家族の写真がセンス良く飾られていたり、キッチンにお洒落なロールスクリーンがあったりと、そこにいるだけでワクワク楽しくなるような、そして、外の景色をみて落ち着けるようなそんな空間でした。
2件目のお宅も、同じく75歳くらいのおばあちゃま一人暮らし。やはり北欧は福祉がしっかりしているからか、ご高齢者が安心して暮らしている様子でした。(ヤコブセンデザインにも囲まれ、うらやましい限りです)1件目と比べると、落ち着いたテイストです。
テラスも広くて樹木が広がります。少しアンティークで木調のシェルフが印象的でした。ワンちゃんもとても幸せそうでした。洗面室のお魚模様のカーテンも、より空間を楽しくしているような感じでした。2件のお宅を拝見して感じたこと。「ステキなインテリア空間は人を幸せにする」のではと。シンプルな空間の中に、キュンとくるデザイン。対称、規則的に並べられたお皿や、絵画、そして家族の写真。年を重ねても生き生きしたお二人の元気の源はこの、空間にあるのではと感じました。
次は、目の前に広がる、ベルビュービーチ散策へ。でも、ショックなお知らせが。。。ベルビュービーチの象徴、監視塔がメンテナンスに出ているとのこと。気をとりなおして歩くと、海や空の青と、砂浜や雲の白をイメージさせる標札が!他にも、ビーチバレーのポールなどいたるところに見つけられました。左右対称のシャワーもシンプル!ベルビュービーチのかもめさんも愛らしい。
ビーチで、ベラヴィスタをバックに記念撮影。今度は、夏に来てみたいなぁ♪
ビーチを20分ほど散策して、ベルビューシアター、ヤコブセンレストランヘ!ビーチから眺めると、緑のじゅうたんの上のシアターがとても引き立って見えます。さらに看板のシアターの青い文字と白い外壁は、この地区のカラーを意識しているようでした。
そして、シアターすぐ隣接の、ヤコブセンレストランで、憧れのチェアーに囲まれての昼食!ン・・・・・なんだか暗い。予約してあるはずなのに、ガイドさんも汗。。入り口には、数日前の水害で水が浸かり、今日はCLOSEの文字が。。。ショック、ショック。でもしっかり、外から中を撮影。きれいに撮れなくて残念ですが、店内にはセブンチェアーやアントチェアーなど名作イスがずらりと並んでました!中へ入れなかったのは残念でしたが、旅にトラブルはつきもの。前向きに気を取り直して、時間短縮で明るいうちにルイジアナ美術館へ到着するためにちょうどよかったと思います!この続きは2日目②へ。。。。
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