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富山県のインテリアコーディネータークラブTOYAMA のブログ

カレンダー ICCトヤマ スタッフブログ 12月定例会『ガス調理器具体験研修』

11月定例会『京都研修旅行』その1

2011年12月12日

11月16日、17日の12日で京都へ研修旅行に行って参りました。 

・・・1116

AM6時・・富山新富観光駐車場

  

まだ夜が明けない暗い中、貸切りバスにビールとおやつを積み込み、砺波IC

  

AM630分・・・砺波IC

砺波IC7名を向かい入れ、無事15名集合。いよいよ秋の京都へ出発です。

 

1日目は大山崎方面の散策です。

山崎駅に到着し、目的地までは道路が狭くてバスが入れないとのことで

急遽駅前で下車することに。

それで、何とかなるだろうと思ったのが大間違い。

しばらく、付近を散策(?)し、10分程遅れてなんとか無事

『聴竹居』に到着。

 

聴竹居は、建築家・藤井厚二の第5回目の実験住宅(自宅)であり、日本の気候・風土にあった、また日本人の身体に適した住宅を追求した建物です。

昭和初期の建物とは思えない、現代風の構造と間取り。

そして、建具や家具などのセンスの良さ。

どれをとっても感心するばかりでした。

構造では通風を意識して床下換気や小屋裏換気などが施工されており、また縁側からの採光を意識して設計がされていました。

さらに、間取りも、動線や視線、家族や庭とのつながりを考えた間取りでとても勉強になりました。

 

昼食は、坂道を下ったところの、古民家を改装したカフェ『ハーミットグリーンカフェ』にて、

ハンバーグランチを頂きました。

  

ハーミットグリーンカフェ1

ハーミットグリーンカフェ2

 

外観は瓦葺きに白壁の和風な装いなのに対して、店内は白を基調とした中に、木の温もりとアルミのスッキリとした感じがマッチした北欧風な雰囲気。また、お店の奥にはテラスがあり、とても明るい雰囲気。

~MENU 

前菜・・・鶏ムネ肉ときのこのマスタードマリネ
スープ・・・ミネストローネ
サラダ・・・長芋とモロヘイヤのサラダ 
ハンバーグ・・・デミグラスソース
ライス

 

次の見学予約の時間上、ゆっくりとはいきませんでしたが、 

いずれも優しいお味。 

どれも美味しく頂きました。

 

 

さて、急ぎ足で次の見学先、『妙喜庵』へ。

 

妙喜庵には、国宝茶室『待庵』と重要文化財『書院』があります。

 

現在国内には国宝の茶室が、待庵、犬山の如庵、大徳寺の密庵の三棟ありますが、利休の作として伝えられる確かなものは待庵のみとなっていて、にじり口が設けられた小間の茶室であり、数奇屋造りの原型となっています。にじり口が造られたのは待庵が最初で、室内の明るさを考えて連子窓の大きさや、下地窓の配置などが決められたそうです。また、広さは二畳敷きでそれまでの茶室の「四畳半」の概念を打破したものだそうです。

 

また、重要文化財に指定されている書院は、室町時代(1469年~1487)に妙心寺の霊雲院の書院を模して当庵開山春嶽禅師によって建てられた書院造りの建造物で、山崎宗鑑の旧居とも言われているそうです。 

 

はるか昔、室町時代の利休の存在をなんだか身近に感じました。

 

   

大山崎山荘そして、次は大山崎山荘美術館へ。

少し手前まで美術館の無料バスに乗って、あとは少し早い紅葉を楽しみながら、歩いて美術館へ。

天気は快晴、気温もちょうどよくて、最高でした。

しかし、徐々に坂道のきつさが身に染みて、運動不足を痛感することに・・・

 

  

 

 

そうして、美術館に到着。

大山崎山荘美術館は、もともと関西の実業家、加賀正太郎が山荘として建てたもので、一時期は会員制のレストランや企業の保養施設として用いられていましたが、その後アサヒビールが購入し修復、19964月に山荘美術館としてオープンしました。

 

大山崎山荘本館

本館内部にはアサヒビール初代社長の山本爲三郎収集のコレクションが展示されていました

また、2階には喫茶コーナーとテラスがあり、皆さんお茶を飲みながら秋の紅葉と山崎の街を楽しんでおられました。

  

大山崎山荘テラス 

  大山崎山荘紅葉

  

  

  

   

 

 

そして、新館。

新館は、設計が安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所、竣工が19957月、地下1階の鉄筋コンクリート造です。

  

画像 073.jpg

 

通称『地中の宝石箱』呼ばれ、円形状ギャラリーの屋上が緑化されていて、緑と一体化している感じがします。

地下へ続く打放しの回廊アプローチも印象的でした。 

 

打放しの階段を降りると、地下に埋め込まれた円形状のギャラリーに導かれ、

規模は小さいですが、印象派の巨匠クロード・モネの『睡蓮』『アイリス』『日本の橋』を鑑賞できます。

私はモネの作品を初めて肉眼で見たのですが、絵全体の優しいイメージの中に迫力を感じました。

まず、キャンバスの大きさからくる迫力と、一筆一筆の勢い、これに魅了されました。

そして、外はモネの『睡蓮』を思わせるような庭園。

 

 大山崎山荘新

  

これで、大山崎を後にして京都市内のホテル『ホテルカンラ京都』に向かいました。

『ホテルカンラ京都』は1年前に代々木ゼミナールを改築して作られたデザイナーズホテルです。

それぞれのお部屋にコンセプトがあり、何度行っても楽しめるホテルです。

色々なコーディネートを拝見しようということで、

お互いの部屋を見てまわり、さらに今回は特別に、

スイートルームやパブリックスペースも見せて頂きました。

  

アクタスルーム1 ←アクタスルーム

アクタスルーム2

1階のお部屋は、メゾネットタイプで1階に寝室があり、地階にテラス,リビング,洗面,お風呂がありました。とても新鮮で贅沢な空間でした。

 

赤いコードと黒いシェードのライトが私は好きです。

 

 

 

 

 

そしてこの後は、夕食、夜の散策と続きます。

夕食は、祇園近くの懐石料理店『京新山』にて。

京野菜や旬のものを美味しく頂きました。

 

その様子は、その2へと続きます。 

by iwa

 

 

 


 

 

 

  

 

 

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