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- ~スイス現代建築を巡る旅~ 3日目:バーゼル編
~スイス現代建築を巡る旅~ 3日目:バーゼル編
2011年8月 4日スイスといえば やっぱり アルプス!!
ということで、K隊長率いる一団が ユングフラウヨッホへと向かう中、
『高いところは大好きだけど、寒いのは絶対イヤ!!』
と、単独、建築都市 ~バーゼル~ に行ってきました。
ドイツ・フランスと国境を接するバーゼル。
まずは町のシンボル大聖堂へ。
ライン川を望む高台にあり、市民の憩いの場になっています。
赤い砂岩の壁と 緑が基調の屋根瓦が印象的です。
プロテスタントらしく内部はシンプルでした。
日が当たらない時もあるので、向きの違う壁にももう一つ・・
バーゼルは時計の見本市でも有名なのですが 日時計もよく見かけました。
半球形の日時計。平面のものより長時間計測できます。
スイス時計=精密機械 と思っていましたが、時間の原点はやっぱり太陽なんだと思い知らされます。
バーゼルのもうひとつのシンボル、市庁舎。
16世紀初頭に建造されたゴシック建築は赤い壁にフレスコ画が特徴的です。
市庁舎前のマルクト広場では マーケットが開かれていました。
野菜や果物 花はもちろん、自家製チーズやピクルスが売られています。
赤い壁の市庁舎をバックに、緑の野菜が良く映えますね。
世界最古の公共美術館といわれるバーゼル市立美術館は、石造の建物が威厳を放っておりました。
セザンヌ・ゴーギャン・シャガール・ピカソ・モネ・ゴッホ・レンブラントとコレクションも豊富です。
ピカソの作品については住民投票で購入を決定、資金調達したそうです。
市民の芸術への関心と意識が素晴らしいですね。
ティンゲリー美術館にも行ってきました。
マリオボッタ設計の建物は 屋根の架構が特徴的です。
ライン川を望む立地で、ライン川に呼応するように 長い曲面のガラスの回廊があります。
ベルンに戻り、夕食は本場のチーズフォンデュをいただきました。
本場の味は。。。家庭やお店によって特徴があるようです。
ワインたっぷりで賛否両論がありましたが、個人的にはおいしゅうございました。
さて、ベルンの市街地のアーケードには道路から地下への入り口がいたるところにあります。
地下を有効利用してお店を営業。。。??
これ、実は核シェルターなんです。
スイスでは 1970年以前から最近まで すべての住宅・建物に核シェルターの設置が義務付けられていました。
今はスイスの全人口以上が避難できる公共の核シェルターが完備したため、義務はなくなり倉庫やお店になっているそうです。
核戦争に対する徹底した自衛。
スイスの永世中立国としての“覚悟”を感じました。
(実際は大国に囲まれているので、隣国への影響を考えると核攻撃は受けにくいと考えられているそうですが。。。日本は・・!?)
こんな感じで、のんびり気ままにバーゼルを楽しみました。
翌日(4日目)も再び 皆でバーゼルに向かいます! By ara
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