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10月定例会報告!
2009年10月22日今回の定例会は、以前からリクエストが多かった、お茶の世界について学びました。午前は、歴史ある、旧家、中村邸で茶の湯の歴史からお茶室の考え方、見方について、講義をいただき、午後からは、2班に分かれて耕雲庵にてお茶席と、中村美術館にて茶道具の鑑賞をしました。夕方までの定例会となりましたが、秋のさわやかな天候のもと行われました。参加くださった中には、IICA金沢の方など36名で行われました。
講師は山本茂氏(茶名)宋茂。金沢で茶道具のお店をしながら、茶道に関した各種勉強会の講師としても活躍され、また裏千家助教授でもあります。http://www.ko-fu-en.com/
午前の講義では、茶の湯からみた日本文化の源流について学びました。
茶人として、千利休はあまりにも有名ですが、その影には、同朋衆や、武野紹鴎の茶道の精神を受け継いできたからこそ、今の茶室があることなどを知りましたし、また、茶室の構造についても学び、畳にも貴人畳や手前畳など名前がついていること、床の間の原型が、押板であることなど、普段日常的に目にしているものの、ルーツをたどることができた気がしました。
昼食は、金沢で老舗の、築100年経つ石亭で懐石風ランチをいただきました。大広間で30名という大人数で会食しましたが、床の間なども大変広く、ゆったりと、くつろぐことができました。
午後からは、いよいよ2班に分かれて、お茶席と中村記念美術館の茶道具展を鑑賞しました。お茶席では、基本中の基本の作法を教えていただき、お茶も二服いただき、初めての体験で緊張しましたが、大変勉強になりました。
お茶菓子は、「幻の和菓子」として有名で、店頭販売はしておらず、料亭やお茶席でしか口にすることができない、吉はしの和菓子をいただきました!!あんこのほどよい甘さが、お茶にとても合っていて、至福の時を味わいました!
また、茶道具展では、利休の茶杓も展示してあり、自然にできた穴も、茶杓にそのまま生かしてあり、その茶杓を通して、利休の思想を目にすることが出来たような気がしました。
茶の湯の歴史に始まり、実際にお茶を頂き、茶道具まで鑑賞でき、内容の深い定例会になりました。これからの生活にも役立てて行こうと思います。 講師の先生はじめ、お手伝いしてくださった方々、参加くださった方々、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。 (宮原 記)
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